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東大産学連携企業株式会社リッテル

自社のITコストは妥当か?

自社のITコストが、他社と比べて高いのか?それとも安いのか?を判断することは非常に難しい問い
であると言えます。

では自社のITコストの妥当性を考える上で、どういったことに留意すればいいのでしょうか?

(1)ITコストの有効性と効率性を分離して考える


ITコストの有効性とは,「ITが目的に合致した効果をどの程度実現しているか」です。
また、ITコストの効率性とは「目的を達成するうえで,ITコストを必要以上にかけすぎて
いないか」になります。これら2つの要素を明確に切り分けて考えることが必要です。

(2)業務ごとの効率性を考える


ITコストとは,情報システムの開発,保守,運用など複数の業務を遂行するための
コストを含みます。業務領域ごとに切り分け、各業務ごとにどれだけのITコストがかか
っていて、どの業務がITコストのうち大きな比重を占めているのかを考える必要があります。

全業務一律にITコストダウンをすればいいという話ではりません。各業務ごとに削減
すべき部分は違うのです。全業務一律にITコストダウンをしてしまうと、現状の業務効率
が著しく低下してしまうことも考えられます。

業務領域 収集するコスト・データの概要
開発 ファンクション・ポイント(FP)当たりの,要件定義の後から結合テスト
までの工程におけるコスト。
保守 既存システムに対する,機能変更を伴わないバグ修正や問い合わせ
対応に関するコスト。
オープン系運用 オープン系サーバーの運用業務に要したコストを,人件費とそれ以外の
コスト(施設費)に分けて集計。
メインフレーム系運用 オープン系運用と同様に,人件費と施設費についてMIPS当たりの
コストを算出
ヘルプデスク ヘルプデスク業務について,問い合わせの電話またはメール1件当たりのコストを算出
ネットワーク パソコン1台当たりの回線コストと,通信品質当たりの回線コストを算出
PC/LAN パソコン1台当たりに要するコストを算出。ハード購入費や償却費はもちろん OSやOfficeソフトのライセンス費用,管理費なども含む

(3)ベンチマークでITコスト効率の良し悪しを検討する


自社内のITコストを客観的な指標で捉え,その良し悪しを経営者が判断できる
状態にする必要があります。そのための客観的な指標こそ、ベンチマークになります。
以下がベンチマーク調査の例になります。